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What Color is The Midnight Sky ?

東京のはずれに住んでいます、自称「アマチュア天文家」 趣味の一つである「天体観測、写真、筆者の日常」を 日記風に不定期更新します。 ご興味ある方はお気軽にコメントください。

メタルロックについて注意記

我が愛車である「デルタEVO2」・・・1993年である。
26年間、誰に度の様に扱われてきたのか全く判らない状態で購入した。
(簡単な整備記録は貰った)
なので、旧車好き?からは、「此処はどう直したの?」と問われる事が多くなった。
で、先記の「メタルロックによる切り貼り板金?」に付いて聞かれる事が多い。
所謂、板金=溶接と考えて居る方が多いらしい(別に間違って居るのでは無いのだが)
溶接したら修復歴1に成る事も事実である
(まあ、この辺は中古の査定の話で今回は関係は無い)
つまり、パテで錆び穴塞いだだけなら修復歴0である。
多分に於いて、信じられないが外見に異常が無ければ無問題と言う訳だ・・・
事実上、修復してないのだから。
私のデルタもこの状態だった
(NC・NR・現状渡が購入条件だったので問うても仕方が無いけどさ)
で、自分で修復をする事にした。
やるからには中途半端は元の木阿弥であるから旧車のレストア屋(知人)に質問をして、
「もしもの場合、後からプロが直せる様な修復をせよ」と回答を得た。
で行っている事である。
と言うのは「メタルロック」をパテ代わりに使って居るのだが
「厚く盛り付けって良いのか?」と言う質問が多いので、私の経験側から言えば
「駄目だと思う」となる。
1:アクリル樹脂=プラスチック(厚いと剛性低いんじゃない?)
2:重量増加の元
(鉄と比べてで有るが0.4mmの生材と2mm以上の厚さのプラで比べた事ないけどね)
が思う理由(未確認)
愛知のTさんにパネルボンドとの違いから「メタルロックは信用出来ない」と言われたが
パネルボンドはエポキシでプラスチックから見れば3倍の強度を持つのであるから当然だろう?
(ちなみにエポキシはアクリルに比べて重い)
しかし、この樹脂=プラスチック(アクリルもエポキシも樹脂である)は化学品なので
強度一つとっても種類は星の数程有るので単純3倍とは言えないのが実状。
つまり、素人では全く理解出来ない世界、チャレンジした結果だけが判断基準と成るのである。
と踏まえて、行った事を図解してみた
(今なら動画とかにするのが流行りだろう?けど本末転倒に成りかねないので図解)
すこしは参考になるかなと思う?
上記、1図は半田板金、2図は切り貼りを表す。
どちらも、2液樹脂製パテを最小にする(厚さ2mm以下)為に行った事である。
※1・板金世界では半田もパテ代わりだとの事・1※
どちらも鉄板=生(SS400)を繋ぐ充填剤である事は確かで、
強度的には、溶接に匹敵する程であるが溶接では無いので、
修復とは認められないのかもしれない?
この場合、剛性的には結合剛性が近いのだろう?
(溶接でビードを引っ張るのはラーメン工法に近く、スポット溶接はトラス工法に近い)
半田の場合は、線でロウ付けしてる事に成るが金属同士の結合なので、相性はとても良いし、
錆びの上には半田は付かないので、錆びが落ちて居る事の証明にも成る。
2図はメタルロックによる「切り貼り」で金属で行う場合は「切り継ぎ板金」と呼ばれるらしい。
今回は接着であるから線では無く面で付ける事にした。
その為、短冊上に切った生材をリブ面として先に接着し、接着面を作った(2図A)
(隙間に充填される事になるので、溶接では出来無い芸当である)
※2・溶接の場合重ね貼りは、隙間に水分が入り抜けないまま
錆びを呼ぶ事に成るので嫌われるが接着剤で埋めてしまう事で回避出来ると考えた。
「サイドシルにウレタンを注入するのと考え方は似ているが
隙間を作らないという点が違うと思う?事と接着剤の量を最少にする事が大事と思われる
(樹脂は経年劣化で微細なクラックが入る、その時水分が入り込まない様に
表面に塗装をしておく等、防水も考えるべき・・・これは鉄でもおなじだが)」
勿論、リブの裏面?はジンクで防錆処理をしておく事は忘れずに。
果たして、経年劣化でどうなるかは半年?数年?後をお待ちください。
なので、もし参考にする方は自己責任でお願いします。
実はこの工法、ヒントをくれた人が居る。
「ASイワセの岩瀬さん」が(私の)デルタに行った、補強も兼ねたラリー屋流修復方法で
有る、それを他の材料で私流に料理した物で有る事も追記しておく。

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